各種硬さの説明

ブリネル硬さ

硬球または超硬合金球の圧子(直径Dmm)を用い、圧子に
荷重Fを加え試料に押し込んだ後、取り去ったときのくぼみの
直径d(mm)から計算される球圧子と試料との
接触面積S(mm2)で荷重を割った値。

ビッカース硬さ

対面角が136度のダイヤモンド4角すい圧子に荷重Fを
加えて試料に押し込んだ後、圧子を取り去ったときのくぼみの
対角線長さd(2方向の平均、mm)から計算される圧子と試料の
接触面積S(mm2)で荷重を割った値。

ロックウエル硬さ

ダイヤモンド圧子(先端の円錐角120度、先端の曲率半径0.2mm)
又は球圧子(鋼球または超硬合金球)を用いて、まず基準荷重を加え、
次に試験荷重を加え、再び戻したとき、前後2回の基準荷重における
圧子の侵入深さの差h(μm)から硬さの定義式求めた値。

ショア硬さ

資料の試験面上に一定の高さから落下させたハンマの
はね上がり高さに比例する値。